タイヤメーカーU社研究開発部

最先端のタイヤセンサー開発を実現小型・軽量・薄型・高耐熱を一気に解決するには、電池に課題が…

解決

他に類を見ない、小型・軽量・薄型のタイヤセンサーの開発が見えた!

解決のポイント

  • 「EnerCera Coin」の動作温度は-40〜105℃。小型・薄型で耐熱性に優れるためタイヤ内部へ実装できる。寒冷地や高速道路などあらゆる環境への対応が可能

  • 大容量データ通信(LPWAなど)により、大量のセンシングデータを取得、送信、解析できる

  • デバイスの軽量化が図れるため、大型商業車用タイヤだけでなく小型車への搭載も実現

  • 発電・給電については、エナジーハーベスティングを研究開発する企業や研究機関と「EnerCera Coin」を用いた実証試験を進行中

小型・軽量化を可能にする超薄型電池「EnerCera」

電池に関する情報収集を進めていた開発メンバーは、ウェブサイトで「EnerCera」という日本ガイシの超小型リチウムイオン二次電池を用いた活用例を見つけます。そこで日本ガイシに連絡を取り現状を相談してみたところ、後日EnerCeraの特長や今回の課題解決につながる具体的なアドバイスをもらうことができました。EnerCeraに実際に触れてみた開発メンバーは、その性能から無限の可能性を感じました。特にEnerCera Coinを使えば、小型・軽量・薄型のタイヤセンサーは実現性が高いと期待が持てました。

EnerCera Coinでタイヤセンサーの開発を実現

早速、開発メンバーは提供されたサンプルを使って大型商業車用から小型車用まで、さまざまなタイプのタイヤで実験をしました。EnerCera Coinは耐熱性に優れ、電池ホルダーを使わず基板に直付けできるため、センサーのサイズも競合品と比べて10%以上の小型・軽量化に成功。さらに走行時に高いGがかかる環境下でも問題なく動作することが確認できました。この結果を受け、TPMSの次世代モデルにEnerCera Coinを搭載することを決定しました。EnerCera Coinの動作温度は-40〜105℃で、あらゆる環境下(寒冷地での停車から高速道路の走行まで)で使用可能なことも採用の大きなポイントでした。

発電・給電についても、超音波給電などの長距離ワイヤレス給電やエナジーハーベスティング技術を研究開発する企業や研究機関とEnerCera Coinを使った実証試験を進めています。近い将来には発電・給電ソリューションの開発も目指しています。

※エナジーハーベスティング(環境発電):光や振動、温度差など環境の中にあるエネルギーを電力に変えて利用する

EnerCeraとは

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