※1 インモールドエレクトロニクス(In Mold Electronics=IME)。電子部品や回路が形成されたフィルムを三次元成形し、それを射出成形により樹脂と一体化する技術
解決
低抵抗・高出力・高耐熱・長寿命なリチウムイオン二次電池の発見で、IMEの高機能化の可能性が広がった!
解決のポイント
EnerCera Coinは、IME中の回路を通じて供給される微小な電力を貯めて、高出力が可能なため、駆動系ICの近くに配置することで、無線通信IC等の消費電力の大きいECUも駆動できる
EnerCera Coinなら、約300℃にも達するIMEのプロセスに耐えうる可能性がある
IMEの高機能化を可能にする「EnerCera」
Clayens NPのIMEの担当者M氏は、日本ガイシのEnerCeraの担当者と出会い、ウェブ会議でEnerCeraの紹介を受けました。担当者の話によると、低抵抗なEnerCeraなら、IMEの回路に流れる微小な電力を蓄電することができ、無線通信のような高消費電力ICを駆動するのに十分な大電流を放電可能とのことでした。さらに短時間であれば約300℃にも耐えられる高耐熱性を有しているため、樹脂の射出成形時に最高300℃に達することのあるIMEプロセスにも耐えうる可能性があると説明。M氏はIMEとEnerCeraの相性の良さを感じました。後日、Clayens NPと日本ガイシはパートナシップを締結。高機能なIME実現に向けてEnerCera適用可能性の検討を開始しました。
Clayens NPが開発したIME試験デバイスの例
EnerCeraとは
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