Avanti R&D, Inc.様

「エッジAIカメラ × EnerCera」で監視、車上荒らしの侵入検知に挑む防犯装置を搭載するも、手慣れた犯人は車載バッテリーを無効化し…

解決

解決のポイント

  • 超小型・薄型のEnerCera Pouchを用いることで、小型薄型化できる

  • 超低消費電力のエッジAIカメラを駆動し、犯人の動きを動画でとらえられる

  • 撮影した動画をLTE通信で送信できる

  • 太陽電池などと組み合わせれば、充電の手間が不要、電池切れの心配もない

人目につかない場所に設置でき、誤検知が少ない監視カメラを実現したい

Avanti R&Dの超低消費電力AI技術と、EnerCeraの薄型・高出力という特徴を組み合わせ、小型薄型のエッジAI監視カメラの開発を開始しました。現在、動くオブジェクトをAI推定し撮影、LTE通信してPCに送信するデバイスをEnerCeraからの給電のみで原理実証することができました。原理的には、車上荒らしが車内に侵入した際、動画撮影対象物の動きから犯人を推定し動画撮影、LTE通信で持ち主に動画送信が可能です。従来の振動センサーを使った車載セキュリティシステムとは異なり、AIが対象を認識・識別することができるため、風などによる振動を起因とした誤検知により「不要な通知が多く煩わしい」としてセキュリティ機能をオフにされることを低減できる可能性もあります。この原理を用いれば、盗難発生直後に被害を認知、警察に通報することで、検挙率が高まる可能性があります。

小型モビリティや幅広い用途での活躍に期待!

EnerCeraは超低消費電力・小型薄型であることから、電動キックボードや電動自転車など小型で盗まれやすいモビリティへの展開が期待されています。この原理では、車載バッテリーを無力化されても、EnerCeraに貯めておいた電力を用いてカメラと通信を駆動します。今後は、太陽電池などと組み合わせたメンテナンスフリーな監視カメラの開発も検討しています。これが実現できれば、車載バッテリーなどからの給電に頼らず充電でき、肝心な時に電池切れで駆動しないという心配がなくなります。また、モビリティ以外の幅広い用途での活躍も期待できます。

EnerCeraとは

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